オートチューンにきをつけて
日頃多くのチューニングのご依頼をいただき誠にありがとうございます。
本日は興味深いデータが取れたのでUP
新車をご購入しフューエルパック FP3 を取り付けられたお客様よりのご依頼です。
FP3を購入し自分なりにオートチューンでためしたとのことですが不調になり、
FP3内のベースデータに戻したのだがなんとも調子が良くない、とのお申し出です、
ダイノマシンでデータを取り、どのような状態かの確認と、
併せフラッシュチューナーでリセッティングをさせていただきました。
上記はアクセル全開ではなく、アクセル開度10~20%という、街乗りや巡航時などで普段使う領域のデータなのですが、
・・・ものすごく薄く、そして2000回転以下はまともに走れない状態でした汗
結果セッティングしなおして絶好調になりましたので、オーナー様にもきっと喜んでもらえると思います(^^)/
ちなみにFP3が悪いもの、と言っているわけではなく、
FP3よりの供給データの入っている車両をダイノマシンで測定すると、
燃調は薄くはありますが、ノーマルに比べれば安定していますし、
3000回転以上はそれなりにセッティングが出ているものが多いです。
(大事なのは通常使用する回転数の1500~3000回転ですけど・・・汗)
完璧なセッティングでなくともとりあえずは不調ではなく走れ、
なるべく費用をかけずにアイドリングを下げたりアフターファイアーを減らしたい、
ということが目的であればひとつの手段ではありますが、
元々FP3自体、ダイノマシンのあるショップまで1000kmも2000kmも離れているなんてことが当たり前の広大な国土のアメリカ本国で
セッティングに困っている人向けに作られたもの、と聞いたことがあります。
オートチューンも本国のように何百kmでも自由に巡航できるような環境であって初めて一定の効果があるのだと想定され、
安定した巡航のできない日本ではお勧め致しません。
ここまでで5万円~が高いとみるか安いとみるかは人それぞれではありますが(;^_^A